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国際

北韓高官「核を絶対に放棄しない」 国連総会で演説

Write: 2025-09-30 11:17:58Update: 2025-09-30 11:21:31

北韓高官「核を絶対に放棄しない」 国連総会で演説

Photo : YONHAP News

北韓は7年ぶりに国連総会に高官を派遣し、演説を通じて非核化には応じない立場を改めて強調しました。
 
北韓外務省の金善慶(キム・ソンギョン)次官は現地時間の29日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会の一般討論で演説し、「わが国は、核兵器を絶対に放棄せず、いかなる場合でもこの立場を撤回することはない」と述べました。
 
金次官はまた、「非核化を求めるのは、主権や生存権、憲法の放棄を強要するのと同じだ」として、核保有の正当性を訴えました。
 
そのうえで、「アメリカと同盟国による侵略の脅威が強まるのに比例して、わが国の物理的な抑止力が強化され、その結果、韓半島では力の均衡が保たれている」と強調しました。
 
さらに、韓日米3か国の軍事協力を批判するとともに、最近行われた韓米軍当局による図上演習「アイアンメイス」によって韓半島情勢が極度に緊張したと非難し、北韓の核保有は韓日米に対抗する自衛のためだと主張しました。
 
一方、金次官は、米朝対話の再開については言及しませんでしたが、北韓への尊重と友好を前提にした、対話の可能性については否定しませんでした。
 
北韓の高官が国連総会で演説を行ったのは2018年以来、7年ぶりです。
 
北韓は、2014年と2015年に李洙墉(リ・スヨン)外相を、2016年から2018年には李容浩(リ・ヨンホ)外相を派遣しましたが、2019年2月にハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わって以来、高官代表団は派遣していませんでした。
 
今回の演説は、来月に韓国の慶州(キョンジュ)で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議を前に、米朝首脳外交の再開が取り沙汰されるなかで行われたため、大きく注目されました。

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