APEC=アジア太平洋経済協力会議首脳会議の開催までおよそ1か月となり、開催地の慶州(キョンジュ)が最終準備に拍車をかけています。
首脳会議の会場となるファベクコンベンションセンターは改装工事がほぼ終了し、内部点検が行われており、6000平方メートル規模の国際メディアセンターも完成を目前にしています。主要施設の工事の進捗率は99%に達しました。
来年のAPEC議長国が中国であることから、習近平国家主席の出席は確実視されており、アメリカのトランプ大統領の慶州訪問も確実とみられています。
対面での米中首脳会談は慶州で行われる可能性が高いという見方が出ています。
また、アメリカ・ホワイトハウスは、トランプ大統領が北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と前提条件なしに対話する意思があると明らかにしており、両国の接触の可能性にも注目が集まっています。
韓国政府は会議の期間中、1日最大1万8000人の人員を投入して警備を強化し、周辺の湖には警備艇を配備する予定です。
千年の古都、慶州に世界の注目が集まる見通しです。