食品価格を中心に物価が高止まりしているなか、先月の消費者物価の上昇率は2か月ぶりに再び2%台となりました。
国家データ処が2日発表した9月の消費者物価指数は117.06となり、前の年の同じ月に比べて2.1%上昇しました。消費者物価指数はことし8月、韓国の通信大手、SKテレコムのハッキング被害を受けた利用者を対象に一か月間料金を引き下げた影響で1.7%の上昇にとどまっていましたが、9月は再び2%台に戻りました。
物価が再び2%台に上昇したのは、食品価格の高止まりが続いていることが影響しています。加工食品は前の月に比べて4.2%上昇し、全体の物価を0.36ポイント押し上げました。中でも、パンが6.5%、コーヒーが15.6%上昇するなど、値上がりが目立ちました。
また、畜産物が5.4%、水産物が6.4%上昇し、物価全体の上昇をけん引しました。
生活必需品の価格動向を示す「生活物価指数」は2.5%上昇し、1.5%を記録した8月より上昇幅が大きく拡大しています。