韓国の国債が来年4月から世界の主要債券指数に組み入れられることがわかりました。韓国政府は「国際資金の流入が増え、韓国の国債市場への信頼が高まる」と期待を示しています。
イギリスの金融情報会社、FTSEラッセルは現地時間の7日、WGBI=世界国債指数(インデックス)への韓国国債の組み入れを開始する時期を来年4月に確定しました。
これにより、韓国は来年4月から段階的に指数に組み入れられ、来年11月までに組み入れが完了する予定です。
WGBIは世界の投資家が参考にする世界3大債券指数の一つで、この指数に含まれる国の国債は、グローバル投資家に購入される傾向があります。
韓国政府は今回の組み入れによって、最大560億ドルの海外資金が韓国の国債市場に流入すると見込んでいます。また、国債を発行する際の利子負担も軽減されると期待されています。
韓国企画財政部は、「今回の発表で市場の予測可能性が高まった」として、「組み入れが円滑に進むよう金融市場と緊密に協力していく」と述べました。
FTSEラッセルは去年10月、「2025年11月から組み入れを開始する」と発表しましたが、ことし3月の発表で、時期が2026年4月に延期され、今回の発表でこれが正式に確定しました。