世界的な韓国語ブームを受けて韓国語能力試験(TOPIK)の受験者が増えていることから、インターネット(IBT)方式の試験の実施国と、韓国国内の試験会場が拡大されます。
韓国語能力試験は、「読む・聞く・書く」を中心に評価する筆記試験と、オンラインで行う「話す」試験に分かれています。
筆記試験は、紙ベースで受ける試験6回と、インターネット方式6回の、合わせて年12回実施され、「話す」試験は年3回行われます。
インターネット方式はことし13か国で実施されましたが、来年はネパール、ラオス、バーレーン、インドが新たに加わり、合わせて17か国で実施されることになります。
韓国教育部は、AI=人工知能翻訳や作文機能が搭載された機器の使用を厳しく禁じ、違反が確認された場合は、試験中止や無効処理、2年間の受験資格停止などの措置を取る方針です。
韓国語能力試験は、在外同胞や外国人の韓国語能力を客観的に評価する公式試験として1997年に始まり、ことし5月に第100回を迎えました。
受験者数は、2022年36万人、おととし42万人、去年49万人と年々増えていて、ことしは9月までにおよそ55万人が申し込み、初めて50万人を超えました。