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経済

政府 「中国のレアアース輸出規制を分析」 半導体への影響注視

Write: 2025-10-10 11:28:41Update: 2025-10-10 16:39:59

政府 「中国のレアアース輸出規制を分析」 半導体への影響注視

Photo : YONHAP News

韓国政府は、中国がレアアース輸出規制を強化したことを受け「具体的な内容を精査し、対応している」と述べました。
 
韓国産業通商部(旧産業通商資源部)は10日、「中国が発表した規制品目と基準が多岐にわたるため、詳細を検討している」としたうえで、「分析が終わり次第、韓国企業への影響を確認し、必要に応じて中国側と協議する」と説明しました。
 
中国商務省は9日、「域外レアアース物資輸出統制決定」を発表し、サマリウムやジスプロシウム、テルビウムなどのレアアース金属や合金、酸化物を、輸出するには中国政府の許可が必要になる品目に加えました。
 
中国はすでに2023年からガリウム、ゲルマニウム、黒鉛、アンチモンなど主要鉱物に対する規制を段階的に拡大しており、今回の措置はことし4月、電気自動車(EV)の製造などに使うジスプロシウムなど7種類を輸出規制の対象に追加したのに続き、さらに強化したものです。
 
韓国政府は今回の措置に対応し、「韓中輸出規制対話」のチャンネルを通じて情報交換や供給網の安定化について協議を進めていて、「今のところ、韓国企業に対する輸出許可は正常に行われている」としています。
 
一方、韓国の産業界では、今回の措置が保護主義の流れをさらに加速させるものと受け止め、警戒感を強めています。
 
特に、規制品目に「14ナノメートル以下のシステム半導体や256層以上のメモリー向けレアアース」を明記したことをめぐり、「韓国の半導体産業を狙ったもの」との見方も出ています。

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