韓国の歌唱「パンソリ」が、ユネスコの世界無形遺産の傑作に選ばれました。ユネスコ＝国連教育科学文化機関は、７日、伝統芸能など無形文化遺産の継承と発展を目的とする第２回人類の言い伝えと、無形遺産の傑作として、推薦された５６件の候補の中から　韓国の「パンソリ」をはじめ、２８の世界無形遺産を選定しました。　ユネスコは、有形の世界遺産と並んで、一昨年２００１年５月に世界的な価値を誇る言い伝えと、無形遺産を人類の傑作として初めて指定、この際は、韓国の宗廟祭礼楽を１９の傑作のひとつに選んでいます。歌唱「パンソリ」は、18世紀初めに韓国南西部の全羅道を中心に発達した歌い手ひとりと太鼓の叩き手ひとりがペアになって共演する語り節の伝統音楽で、「語りのオペラ」とも言われています。