秋夕(チュソク)の連休明けとなる10日、KOSPI=韓国総合株価指数が史上初めて3600台を突破しました。
10日のKOSPIは連休直前より48.90ポイント、率にして1.38%高い3598.11で取引を開始し、一時3614まで上昇、今月2日に続いて史上最高値を更新しました。
終値も前の営業日より61.39ポイント上昇した3610.60でした。
上昇をけん引したのは、時価総額1位のサムスン電子と2位のSKハイニックスでした。両銘柄は半導体市況の回復への期待と世界的な需要増加の見通しに支えられて値を上げ、市場全体の上昇を主導しました。
また、取引時間中、サムスン電子は9万4300ウォン、SKハイニックスは43万9250ウォンまで上昇し、ともに過去1年で最も高い株価を記録しました。
投資家別の売買動向をみると、外国人投資家が強い買い越しを示した一方、機関投資家と個人投資家は売り越しとなりました。
一方、ソウル外国為替市場でのドルに対するウォン相場は、ドル高の流れを受け、ウォン安が進み、前の取引日より21ウォン高い1ドル=1421.0ウォンで、4月30日以来、およそ5か月ぶりのウォン安水準でした。
連休中の国際金融市場で1420ウォン台半ばまでウォン安が進んだ動きが国内市場にも反映されたものとみられます。