競泳のエース、ファン・ソヌ選手が、全国体育大会で4冠を達成しました。また、アジア新記録を打ち立て、個人として4回目のMVP=最優秀選手に選ばれました。
大韓体育会が23日、発表したところによりますと、「記者団の投票でファン選手がおよそ90%の圧倒的な支持を得て全国体育大会のMVPに選ばれた」ということです。
全国体育大会は、韓国最大の総合スポーツ大会で、日本の国体にあたります。プロ選手も出身地のチームとして出場するのが特徴です。
ファン選手は20日、得意種目の男子200メートル自由形で1分43秒92を記録し、2017年に中国の孫楊選手が打ち立てた1分44秒39のアジア記録を更新しました。
また、男子200メートル個人メドレーと男子400メートルリレーで韓国新記録を出して金メダルを獲得したほか、男子800メートルリレーでも優勝し、この大会で3つの韓国新記録と4つの金メダルを手にしました。
ファン選手は、去年のパリ・オリンピックと、ことしのシンガポール世界選手権ではメダルを逃し、成績が振るいませんでしたが、今大会で再び韓国競泳のエースとしての存在感を示しました。