アメリカのトランプ大統領は、来週、韓国南東部の慶州(キョンジュ)で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議首脳会議を前に、今月29日から1泊2日間の日程で韓国を訪問します。
ホワイトハウスは、現地時間の23日、トランプ大統領のアジア歴訪の日程を正式に発表し、29日には李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談が予定されていると明らかにしました。
李大統領の就任後、トランプ大統領との会談は今回が2回目となります。
総額3500億ドル規模の対米投資ファンドの創設をめぐり、両国が現金投資の比率や収益配分の構造で意見の隔たりを埋められずにいる中、今回の首脳会談で最終調整が行われるかが注目されます。
トランプ大統領は期間中、APECの各企業のCEO=最高経営責任者との昼食会や各国首脳が参加する夕食会に出席する予定で、30日に行われる中国の習近平国家主席との会談を最後に日程を終える見込みです。
また、トランプ大統領は韓国訪問に先立って日本を訪れ、新たに就任した高市早苗総理大臣との会談に臨む予定ですが、APEC首脳会議の本会合への出席は見送られると報じられています。
一方、APEC首脳会議を契機にトランプ大統領と北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との「サプライズ会談」が行われる可能性が指摘されていますが、ホワイトハウスが発表した公式日程には北韓関連の項目は含まれていません。