韓国を代表する半導体メーカーのサムスン電子とSKハイニックスの時価総額の合計が、史上初めて1000兆ウォンを超え、韓国経済をけん引していることがわかりました。
韓国取引所によりますと、24日午前の時点でサムスン電子の時価総額はおよそ650兆ウォン、SKハイニックスはおよそ370兆ウォンに達しました。
両社を合わせた規模は1000兆ウォンを突破し、韓国株式市場史上で過去最高となっています。
この日、サムスン電子の株価は前の営業日より2%以上上昇した9万8000ウォン台、SKハイニックスはおよそ6%急騰し50万ウォン台で取引されています。
最近ではAI=人工知能の需要が増加し、世界の半導体市場が再び活気を取り戻したことを受け、韓国を代表する半導体企業の株価が大きく上昇しています。
専門家らは、今回の記録は韓国経済が依然として半導体産業に大きく依存していることを象徴するとともに、AI時代を迎えて韓国製半導体の競争力が改めて注目されていることを示していると分析しています。
また、外国人投資家や機関投資家が一斉に買いに動き、KOSPI=韓国総合株価指数も3900を突破しました。
市場では、投資心理と韓国の半導体への信頼が回復しつつある兆しと受け止められています。