KOSPI=韓国総合株価指数は27日、史上初めて4000を突破し、韓国株式市場が新たな節目を迎えました。
KOSPIは、27日午前10時24分時点で、前の日より78.77ポイント高い4020.36となりました。さらに終値でも、前の日より101.24ポイント高い4042.83を記録しました。
ことし6月に3000を超えてからおよそ4か月で、4000を突破したことになります。
外国人投資家の積極的な買い越しが上昇相場をけん引したほか、アメリカ・ニューヨーク株式市場の史上最高値更新や、米中貿易摩擦の緩和の兆しが投資心理を刺激したと分析されています。
サムスン電子は取引時間中に10万ウォンを突破し、史上最高値を更新したほか、SKハイニックスも53万ウォンまで上昇するなど、半導体を代表する銘柄が株式市場の上昇を主導しています。
KOSPIは1983年に100で出発し、1989年に初めて1000を突破して以降、アジア通貨危機やグローバル金融危機、新型コロナウイルスの流行など数々の危機を経ながら上昇と下落を繰り返してきました。
しかし、半導体景気の回復と韓国政府の株式市場活性化政策が重なり、着実な上昇傾向を続けています。
KOSPIはことしに入っておよそ64%上昇し、主要20か国の中でもっとも高い上昇率を記録しています。