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韓半島

北韓 西海で巡航ミサイル発射 APEC首脳会議を前に意図に注目

Write: 2025-10-29 09:01:23Update: 2025-10-29 09:42:20

北韓 西海で巡航ミサイル発射 APEC首脳会議を前に意図に注目

Photo : YONHAP News

北韓が28日、韓半島西の海、西海(ソヘ)で艦対地戦略巡航ミサイルを試験発射したと、朝鮮中央通信が29日に伝えました。
 
北韓国営の朝鮮中央通信によりますと、このミサイルは艦上発射型に改良されたもので、垂直に発射されたあとおよそ7,800秒、つまり2時間あまり飛行し、設定された標的に命中したということです。
ただし、飛行距離や高度などの詳細は明らかにされていません。
 
この発射は、今週、慶州(キョンジュ)で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議を前に、アメリカのトランプ大統領が訪韓する直前に行われたもので、
アメリカをけん制する狙いがあるのではないかとの見方が出ています。
 
一方で、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は立ち会わず、また労働新聞や朝鮮中央放送など
国内向けメディアには報じられなかったことから、北韓が挑発の度合いを抑えた可能性も指摘されています。
 
発射実験には、党の中央軍事委員会の朴正天(パク・ジョンチョン)副委員長が立ち会い、
「戦争抑止の手段を拡大し、核戦力の実用化を進めている」と述べました。
 
韓国軍の合同参謀本部は、「28日午後3時ごろ、西海北部の海上で北韓の巡航ミサイル発射を探知した」と明らかにし、現在、韓米の情報当局が詳細な性能を分析中だとしています。
また、「韓米は連合防衛態勢を維持し、いかなる挑発にも圧倒的に対応できる態勢を整えている」と強調しました。
 
慶州でのAPEC首脳会議を前に、トランプ大統領が金委員長との会談に意欲を示している中で、
北韓が沈黙を保ちながら巡航ミサイルを発射したことから、今後の動向が注目されています。

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