AI=人工知能サーバー向け高性能メモリーの需要の伸びなどに支えられ、SKハイニックスのことし7月から9月期の第3四半期の営業利益が11兆3834億ウォンと、初めて10兆ウォンを超えました。
SKハイニックスが29日、発表したところによりますと、SKハイニックスのことし第3四半期の営業利益は連結ベースで、去年の同じ期間に比べて61.9%増えて11兆3834億ウォンだったということです。
売上高は39.1%増えて24兆4489億ウォン、純利益は2.2倍増えて12兆5975億ウォンでした。
創業以来最大の四半期での業績となり、なかでも営業利益は初めて10兆ウォンを超えました。
SKハイニックス側は、DRAMとNAND型フラッシュメモリーの価格上昇、そしてAIサーバー向け高性能メモリーの需要の急激な伸びが業績を牽引したと説明しています。
また、SKハイニックスは、AI市場が、予測を行う「推論」中心へと急速に移行するなかで、AIサーバーの演算負荷を一般サーバーなど、多様なインフラに分散しようとする動きが見られると分析しました。
さらに、主要AI企業が相次いで戦略的パートナーシップを締結し、AIデータセンターの拡大計画を発表していることも、好材料として評価しています。
こうした動きは、HBM=広帯域メモリーだけでなく、一般サーバー用メモリーを含む幅広い製品群全体の需要の伸びにつながると見込んでいます。