ことし1月から8月までの出生数が、去年の同じ期間に比べて6.8%増えて、増加幅がこの18年間でもっとも大きくなりました。
国家データ庁によりますと、ことし1月から8月までに生まれた赤ちゃんの数は去年の同じ期間に比べて6.8%増えて16万8671人でした。
1月から8月までの出生数が前の年に比べて増えたのは、2015年以来10年ぶりで、増加率6.8%は、この18年間でもっとも高いものです。
8月の出生数は、去年の同じ月より3.8%増えて2万867人で、1年2か月間増加傾向が続いています。
なかでも、30代後半の女性の出産が大きく増えました。
一方、8月の婚姻件数は11%増えて1万9449件、離婚件数は5.5%減少して7196件でした。
また、死亡数は10%近く減少し2万8971人と、1983年以降もっとも大きな減少幅となりました。
専門家らは、今回の出生数の増加が、一時的な増加なのか、それとも人口減少の流れを転換するきっかけとなるのか、今後の動向を見極める必要があると分析しています。