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社会

インフル・新型コロナワクチンの同時接種 ワクチン不足が懸念

Write: 2025-10-30 10:01:36Update: 2025-10-30 10:34:03

インフル・新型コロナワクチンの同時接種 ワクチン不足が懸念

Photo : YONHAP News

65歳以上の高齢者や免疫低下者などを対象とするインフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンの同時接種が始まってまだ2週間もたちませんが、一部の地域の医療機関では、ワクチン不足が生じています。
 
韓国疾病管理庁は今月15日から、2025~2026シーズンの新型コロナワクチンの予防接種を開始しました。
 
対象となるのは、65歳以上の高齢層、感染リスクの高い施設入所者、免疫低下者などで、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンを同時に接種することが推奨されています。
 
しかし、ソウル松坡(ソンパ)区などの一部の医療機関では、コロナワクチンの在庫が早期に尽き、接種を受けられずに帰る事例が相次いでいます。
 
政府は、ことし530万回分のコロナワクチンを確保しましたが、接種率が去年よりおよそ4ポイント高く推移していて、供給不足への懸念が広がっています。
 
なかでも、ことしはインフルエンザと新型コロナの両方のワクチンを一度に接種しようとする高齢者が増え、需要が例年より大幅に増えたと分析されています。
 
これは、2つの感染症が同時に流行する、いわゆる「ツインデミック」への懸念が高まっていることや、政府が同時接種を積極的に推奨したこと、最新の変異株に対応したワクチンだと広報したことが影響したとみられています。
 
また、病院への訪問が難しい高齢者にとって、一度の接種で2つのウイルスの感染が防げるという利便性も大きく働いたとみられます。
 
一方、最近、インフルエンザ流行注意報が出され、「ツインデミック」への懸念が高まっています。
 
疾病管理庁によりますと、新型コロナは依然として、65歳以上の高齢者が入院に至る呼吸器感染症のなかで第1位を占めています。
 
専門家らは、呼吸器感染症の流行が本格化する前にワクチンを接種することが大事だとして、高齢者を中心に早めの接種を呼びかけています。

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