今月31日の「ハロウィーン」に人出が集中することに備えて、政府は安全対策を点検しました。
韓国では2022年10月29日、ハロウィーンで混雑していた梨泰院で転倒事故が起き、日本人2人を含む159人が亡くなっています。
韓国行政安全部によりますと、尹昊重(ユン・ホジュン)行政安全部長官は29日、関係省庁、警察・消防庁、地方自治体などが出席する「ハロウィーン群集安全管理対策点検会議」を開いたということです。
会議では、人出が集中すると予想される全国33か所の「重点管理地域」に対する事前点検の結果や、警備・誘導スタッフの配置、緊急連絡体制など、現場管理計画についての協議が行われました。
尹長官は、「混雑が予想される時間帯のハロウィーン会場への訪問は控え、訪問前に出入口や避難経路を確認してほしい」と国民に呼びかけました。
また、「現場のスタッフの指示に従い、右側通行を守り、歩行中に他人を押さないよう注意してほしい」と述べました。
行政安全部は、今月24日から来月2日までの10日間を「ハロウィーン群衆管理特別対策期間」と定め、4段階ある群衆安全危機警報レベルのうち、下から2番目の「注意」を初めて発令しました。