メニューへ 本文へ
Go Top

国際

釜山でトランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談

Write: 2025-10-30 13:53:58Update: 2025-10-30 14:06:12

釜山でトランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談

Photo : YONHAP News

世界の注目が韓国に集まるなか、アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席が30日午前、釜山(プサン)で首脳会談を行いました。
 
米中首脳会談は、2019年以降6年4か月ぶりで、2期目のトランプ政権発足後初めての対面での会談となります。
 
習主席は30日午前、北京を出発し、釜山の金海(キメ)国際空港に到着しました。11年ぶりの韓国訪問です。
 
トランプ大統領は、慶州(キョンジュ)から専用ヘリコプターで金海空港にある会場の「ナレマル」に移動しました。
 
両首脳は、この数か月間にわたる貿易摩擦の末、APEC首脳会議をきっかけにようやく対面し、およそ1分間にわたる長い握手で再会を告げました。
 
冒頭トランプ大統領は、習主席を「長年の友人であり、強硬な交渉人」と紹介し、「すでに多くの合意を成し遂げていて、今回の会談も成功するだろう」と述べました。
 
これに対し習主席は、「両国の間には意見の相違もあるが、米中関係は正しい方向へ進まなければならない。中国の発展と、トランプ大統領の掲げる『アメリカを再び偉大に』という目標は矛盾しない」と応じました。
 
今回の会談では、両国が鋭く対立してきたレアアースの輸出規制や対中追加関税の問題が最優先で議論されたもようです。
 
先週末に開かれた米中閣僚協議で、双方は大枠での暫定的な合意に達していることから、首脳会談で正式決定される可能性が高いとみられています。
 
トランプ大統領は会談前日に、「中国が、合成麻薬のフェンタニルの原料の供給を減らすことに合意したため、一部の関税を引き下げる」と発言し、融和ムードを演出しました。
 
中国もこれに呼応する形で、国営企業を通じてアメリカ産大豆の輸入を再開しました。
 
今回の会談では、このほかにも、両国が相互に課してきた船舶の入港手数料や、アメリカが輸出を制限している先端AI=人工知能半導体チップの問題なども議題に上った可能性があります。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >