去年、「非常戒厳」宣言が行われた当時、国会に駆け付け、現場を取材した映像記者たちに「ヒンツペーター国際報道賞」のニュース部門賞が贈られました。
ヒンツペーター国際報道賞は、1980年5月18日光州で起きた民主化運動を世界に知らせたドイツ人記者の故ユルゲン・ヒンツペーター氏を称える、韓国で唯一の国際報道賞です。
韓国映像記者協会と光州5・18記念財団は5日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)のKBS新館公開ホールで第5回「ヒンツペーター国際報道賞」の授賞式を行いました。
競争部門のニュース賞には、「非常戒厳」が宣言された去年12月3日の夜、国会に駆け付け、現場を取材した48人の映像記者を代表して、パク・ヒョンチョルさん、イム・チェウンさん、パク・ジェヒョンさん、キム・ウソンさんによる「真夜中の戒厳令、2時間38分の記録」が選ばれました。
審査委員会は、「戒厳司令部による報道統制の脅迫と暴力的な突入の危険のなかでも、記者たちは使命感を持って最後までカメラを守り抜き、その記録が民主主義を守る証として残った」と評価しました。
大賞にあたる「岐路に立つ世界賞」は、エチオピア北部のティグライ州の内戦下で行われている性暴力の実態を告発したフランスの映像記者2人に贈られました。