サッカー韓国代表は、忠清南道(チュンチョンナムド)の天安(チョナン)に新設された「大韓民国サッカー総合センター」で初めての練習を行いました。来年の完成を前に、韓国サッカーの新たな中心地として注目されています。
アメリカ、カナダ、メキシコの3か国で共催される来年のワールドカップを7か月後に控えた韓国代表は、10日に招集され、14日のボリビア戦と18日のガーナ戦に向けて調整を始めました。
今回の練習は、ことし9月に臨時使用の承認を受けた天安のサッカー総合センターで、韓国代表が初めて行うものです。
この施設は、2002年のワールドカップを前に、2001年に開設された坡州(パジュ)国家代表トレーニングセンターの老朽化を受けて、大韓サッカー協会が新たな専用拠点として整備したものです。
センターの敷地面積は47万8千平方メートルで、坡州NFCの4倍にあたります。フィールドは、天然芝が6面、人工芝が5面の合わせて11面で、宿泊施設やフィットネスセンターなど選手の利便性を高める設備も大幅に拡充されました。
協会は、来年6月にプール付きの屋内体育館が完成すれば、指導者や審判の教育、全国大会の誘致を通じて「複合スポーツ文化空間」として発展させる計画です。
ソン・フンミン選手やキム・ミンジェ選手、キム・スンギュ選手らが参加した初日の練習では、選手たちが「宿舎がヨーロッパのホテルのようだ」と感嘆の声を上げました。
ホン・ミョンボ監督は、「ここが韓国サッカーの文化を育む場所になる」と述べ、満足感を示しました。