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社会

国家遺産庁 「ユネスコ、宗廟周辺再開発構想に強い措置を要求」

Write: 2025-11-18 09:45:41Update: 2025-11-18 10:30:15

国家遺産庁 「ユネスコ、宗廟周辺再開発構想に強い措置を要求」

Photo : YONHAP News

ユネスコ世界文化遺産に登録されている宗廟(チョンミョ)の向かい側にある再開発地域に、高さ140メートルを超える高層ビルが建設されることをめぐり議論が高まっているなか、ユネスコがソウル市に対して遺産影響評価の実施を正式に要求していたことがわかりました。
 
ソウル市はこのほど、宗廟から180メートルほど離れた再開発地域である「セウン4区」の高さ制限を、最大145メートルまで引き上げる内容を柱とした「セウン再整備促進地区および4区再整備促進計画の決定(変更)と地形図面」を告示しました。
 
国家遺産庁の許民(ホ・ミン)庁長は17日、ソウル・鍾路(チョンノ)区の国立古宮博物館で開かれた記者懇談会で、「今月15日、ユネスコから強力な措置を求める文書が届いた」と明らかにしました。
 
ユネスコはこの文書で、遺産影響評価が終了するまで、事業の承認を中止するよう強く勧告しました。国家遺産庁はこの要請をソウル市に公文書で伝達しています。
 
ユネスコが求めた遺産影響評価とは、世界遺産周辺における開発が文化遺産の景観や価値に及ぼす影響を事前に検討する作業です。
 
国家遺産庁もまた、宗廟の向かい側に位置するセウン4区に最大145メートルの建物が建設された場合の仮想の鳥瞰図を公開し、開発が宗廟の景観と遺産の価値を損なう可能性があるとの懸念を示しました。
 
宗廟は、朝鮮王朝および大韓帝国の歴代の国王と王妃、皇帝と皇后の位牌を祀る霊廟で、1995年12月に世界遺産に登録されています。

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