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政治

金委員長が公安・司法機関を相次いで訪問 住民統制強化が狙いか

Write: 2025-11-19 14:08:45Update: 2025-11-19 14:48:28

金委員長が公安・司法機関を相次いで訪問 住民統制強化が狙いか

Photo : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、体制維持の中枢となる国家保衛省などを相次いで訪れ、住民統制を強化する狙いがあるという見方が出ています。
 
朝鮮中央通信は19日、金委員長が18日、国家保衛省と社会安全省、最高裁判所、最高検察所などの創設80周年を祝うため相次いで訪問し、関係者を激励したと伝えました。
 
金委員長は、秘密警察組織とも言われる国家保衛省で、「敵対勢力との苦闘のなかでも革命を守ってきた功績は非常に大きい」とねぎらい、今後も党と国家が付与した神聖な責務を果たすよう指示しました。

国家保衛省は、体制内部に張り巡らされた監視網によって住民の思想的動向を監視し、「反革命分子」を探し出す役割を担う一種の情報機関として、北韓では絶大な権力を持つとされています。最高指導者がこの機関を公に訪れるのは異例で、金委員長が権力基盤の強化に重点を置いた動きだという見方が出ています。
 
続いて、警察に当たる社会安全省を訪れ、「社会安全軍は、共和国の二大中核武力だ」と強調し、治安と統制の強化を指示しました。司法機関の最高裁判所と最高検察所では、党の思想を徹底して実現し、社会主義法制度を強化するよう呼びかけました。
 
北韓の体制維持や住民監視の要となるこれらの機関を金委員長が相次いで訪問し、激励したことは、住民統制をさらに強める姿勢を示すものだという見方が出ています。

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