メニューへ 本文へ
Go Top

社会

ソウルで高病原性鳥インフルエンザウイルス検出

Write: 2025-11-20 11:43:23Update: 2025-11-20 13:00:26

ソウルで高病原性鳥インフルエンザウイルス検出

Photo : YONHAP News

ソウル西大門(ソデムン)区で発見された野生鳥類のヒシクイの死骸から、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルスが検出されました。ソウルで高病原性鳥インフルエンザが確認されたのは、2023年1月以来、2年10か月ぶりです。
 
ヒシクイは13日に市民の通報で保護され、ソウル市野生動物救助管理センターで治療中に死亡しました。精密検査で高病原性鳥インフルエンザが確認されました。
 
ソウル市は、通報直後に西大門区と発見地点を緊急消毒し、鳥インフルエンザ確認後は遮断区域を設定して消毒作業と移動制限を強化しました。
 
また、半径10キロ以内の家禽類の移動を制限するとともに、探鳥活動や生態教育プログラムも中断または延期するよう指導しました。
 
一方、忠清北道(チュンチョンブクド)永同(ヨンドン)郡の農場でも、飼育されているアヒルから今月16日に高病原性鳥インフルエンザが検出されました。

これまでに京畿道(キョンギド)4か所、光州市(クァンジュ)1か所の家禽農場で発生していて、今回の永同は農場として全国で6例目となります。

政府当局は、この農家で飼育されていたアヒル4100羽を殺処分したほか、半径10キロ以内で飼育されているニワトリとアヒル、合わせて136万羽について移動制限を実施しています。
 
韓国では例年、11月ごろから翌年3月にかけて、シベリアなどの繁殖地から渡り鳥が南下する時期に合わせて、鳥インフルエンザのリスクが高まります。
 
渡り鳥がウイルスを運び、湖沼や河川、湿地に集まるため、全国で警戒が強まるのが毎年の傾向です。
 
そして、ことしは気温の低下が平年より早く、渡り鳥の飛来も前倒しになったとみられています。
 
このため、ソウルを含む各地で11月に入ってすぐ検出が相次ぎ、全国的な警戒レベルが一段と高まっています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >