李在明(イ・ジェミョン)大統領は22日午後、南アフリカのヨハネスブルグで始まったG20=主要20か国・地域首脳会議の初日の公式セッションに出席しています。
会場に到着した李大統領は、南アフリカのラマポーザ大統領の出迎えを受け、握手を交わしながら「お会いできてうれしい」と挨拶しました。2人が会うのは、6月のG7サミット以来です。記念撮影の際、李大統領は「本当に美しい都市ですね」と語り、ラマポーザ大統領は笑顔で応じました。
このあと李大統領は、最初の会議に臨み、△AI=人工知能を社会の基盤に位置づける「AI基本社会」の構想 △格差を解消して成長する包摂的成長を支える財政政策 △国際社会での韓国の役割などについて発言する見通しです。G20首脳会議は、「連帯と平等、持続可能性」をテーマに22日と23日の2日間にわたって行われます。
李大統領は、今回の会議をきっかけに個別の会談も調整していて、韓国とメキシコ、インドネシア、トルコ、オーストラリアなど中堅国で作る協議体「MIKTA」会合に加え、フランス、ドイツとの首脳会談も予定しています。
李大統領はG20会議の閉会後、南アフリカ在住の韓国人との懇談会に出席し、最終訪問国となるトルコへ向かいます。
李大統領は、G20会議への出席に合わせて、17日からUAE=アラブ首長国連邦、エジプト、トルコを訪問する10日間の中東・アフリカ歴訪に臨んでいます。今回の歴訪で、大統領は、国際社会で存在感を増す「グローバルサウス」の国々との連携強化を図るなど、引き続き首脳外交に積極的に取り組むことにしています。