政治
李大統領「韓米合同軍事演習の縮小を議論すべき段階ではない」
Write: 2025-11-25 09:52:37 / Update: 2025-11-25 11:16:29
李在明(イ・ジェミョン)大統領は、韓米合同軍事演習の規模を先行して縮小または延期すべきという一部の主張について、「現段階で軽々しく論じられる懸案ではない」との見解を示しました。
李大統領は24日、G20=主要20か国・地域首脳会議に出席するために訪れた南アフリカのヨハネスブルグからトルコ・アンカラへ向かう大統領専用機内で同行記者団と懇談し「南北関係を改善するため、韓米合同軍事演習の縮小など、韓国側が先に取れる措置はないのか」という質問に対し、「韓米合同軍事演習は北韓にとって最も敏感な懸案だ。韓国が先行して規模を縮小、または延期することを検討すべきという声も一部から出ている」と述べました。
また、「南北間の平和体制がしっかり構築されれば、合同軍事演習を行わないことが望ましい。状況次第ではそれがテコの役割を果たすこともあれば、結果としてそうなる場合もある」としながらも「今すぐ判断するのは難しい」と慎重な姿勢を示しました。
さらに、「長い目で見れば、韓国の防衛は韓国自らが責任を持ち、可能であれば合同軍事演習をしなくてもよい、戦う必要のない平和体制を確立すべきだ。そうなれば、アメリカのトランプ大統領があまり好まない上に費用もかかる合同軍事演習は、行わなくて済むのではないか」と述べました。
ただ、「今の段階では簡単に語れる問題ではない。状況や条件に応じて議論すべきものであり、現時点で方向性を予断するのは難しい」と強調しました。
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