韓国の消費者心理指数は、8年ぶりの高い水準まで持ち直しました。
韓国の中央銀行にあたる韓国銀行が25日に発表した「消費者動向調査」によりますと、今月の消費者心理指数は112.4となり、前の月より2.6ポイント上昇しました。今回の調査は、今月11日から18日まで行われました。
消費者心理指数は2か月続けて下落していましたが、今月は上昇に転じ、2017年11月の113.9以来の水準となりました。
消費者心理指数は、100を上回ると、景気の回復を予想する人が多いことを示し、100を下回ると、先行きに悲観的な見方が多いことを意味します。
調査では、今後の景気判断、消費支出の見通しなど6つの指標のうち「今後の景気の見通し」が8ポイント上昇し、全体の押し上げにつながりました。
韓国銀行は、「非常戒厳」のあと大きく落ち込んでいた消費者心理指数が、アメリカとの関税協議が妥結したことやGDP=国内総生産の成長率が予測を上回ったことなどが影響して上昇したと分析しています。