韓国の金民錫(キム・ミンソク)国務総理が、来年初めに韓国の国務総理としてはおよそ3年ぶりとなる訪日を検討していることが分かりました。
総理室関係者によりますと、金国務総理は24日にソウルで開かれた韓日・日韓協力委員会の日本側代表団との会合の場で、訪日意向を伝えたということです。
韓日・日韓協力委員会は、両国の元高官や経済・学界の関係者が参加する民間・半官半民協議体で、1960年代から活動してきました。
今回の会合で金国務総理は、今月慶州(キョンジュ)で開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議で韓日両首脳が「シャトル外交」を継続することで一致したことを踏まえ、両国の協力の流れを持続させるためには、特に若い世代の交流が重要であると強調しました。
金国務総理の訪日が実現すれば、2022年9月に安倍晋三元総理大臣の国葬に韓国政府の代表として出席した韓悳洙(ハン・ドクス)前国務総理以来、およそ3年ぶりとなります。
訪日の日程と議題は、両国間の協議を通じて調整される予定です。