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社会

韓国の孤独死 去年4000人近くに 前年比7%超の増加

Write: 2025-11-27 14:21:19Update: 2025-11-27 14:27:10

韓国の孤独死 去年4000人近くに 前年比7%超の増加

Photo : KBS News

韓国で去年、孤独死で亡くなった人が4000人に迫り、前の年に比べて7%以上増えたことがわかりました。
 
韓国保健福祉部によりますと、去年孤独死で亡くなった人は3924人で、前の年に比べて7.2%増えました。
 
今回の調査は、警察庁の刑事司法情報のおよそ5万7000件を分析し、孤独死の基準に当たる事例を抽出して行われました。
 
地域別では、京畿道(キョンギド)が894人、ソウルが784人、釜山(プサン)が367人で、首都圏の割合が高くなっています。
 
性別では、男性が81.7%で、女性の5倍に達しました。
 
年齢層は60代が32.4%、50代が30.5%で、仕事がなくなるリスクが高い中高年層に集中する傾向が見られました。
 
発生場所は、過去5年間でワンルームやベッドなどのある貸し部屋など単身者向けの小規模居住地の割合が増えています。
 
孤独死の現場を最初に発見したのは、部屋を貸している人や警備員などが43.1%でもっとも多く、家族や知人の割合は減少しました。福祉サービスの関係者による発見は1.7%から7.7%へと大幅に増え、ぜい弱層の確認が強化されたことがうかがえます。
 
また、亡くなった人の39.1%は、日本の生活保護制度に近い基礎生活保障を受給した経験があり、経済的困難と社会的孤立が作用したものと分析されています。
 
保健福祉部は来年、「社会的孤立実態調査」を実施してリスク群の規模を把握し、孤独死の予防・管理事業の対象を拡大する方針です。

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