飲酒運転による事故が相次いでいることから、警察は来月1日から来年1月31日までの2か月間、年末年始の飲酒運転の特別取り締まりを行います。
警察は、毎週金曜日に全国一斉の取り締まりを実施し、広域自治体の警察は週2回以上取り締まりを行う方針です。
また、出勤時の「二日酔い運転」や昼食時の「軽い一杯」による運転も取り締まりの対象となり、移動式の検問所を設け、場所を随時変えながら取り締まるということです。
警察は、年末で会食が増えるなか、警戒心が緩みやすいことに加え、今月初めに飲酒運転の車に日本人親子がはねられ、50代の女性が死亡した事故で社会的な批判が高まっていることも踏まえたと説明しています。
ことし1月から10月までの飲酒運転による事故は、去年の同じ期間に比べて11%減って8107件、死者は36.7%減って76人でした。
警察は、事故後逃走し、当時のアルコール量を確定されることを恐れ、意図的にさらに酒を飲む「重ね飲み」を厳しく処罰してきたことも、事故の減少につながったと分析しています。