外国人が保有する韓国国内の住宅はおよそ10万4000戸に上り、このうち中国籍が56%と最も多いことが分かりました。
韓国国土交通部が28日に公表した統計によりますと、ことし6月末時点で外国人が保有する住宅は全体の0.53%に当たるおよそ10万4000戸で、昨年末からわずかに増加しました。地域別には、首都圏に全体の7割以上が集中しています。
国籍別では、中国籍が56.6%で最も多く、次いでアメリカ21.6%、カナダ、台湾の順でした。住宅のタイプはマンションなど共同住宅が大半を占め、外国人所有者の93%以上が1戸のみの保有でした。
一方、外国人が保有する国内の土地は国土全体の0.27%で、こちらも小幅に増加しました。国籍別にはアメリカが53%で最も多く、中国、ヨーロッパ、日本が続きました。用途は山林や農地など非居住用が中心です。
国土交通部は、8月にソウル全域と京畿道の23の市と郡を外国人土地取引の許可区域に指定したことから、年末にかけて外国人による土地や住宅の取得は伸びが鈍る見通しだとしています。