韓国の1人世帯が初めて800万世帯を超えて過去最多となり、高齢化が急速に進んでいることが政府の統計で分かりました。
韓国保健福祉部が先月30日、発表したところによりますと、韓国は去年、1人世帯が804万5000世帯で、全体の36.1%を占めました。
2015年に27.2%だった1人世帯は、10年間で10ポイント近く増加しました。こうした増加傾向が続く場合、2042年にはおよそ1000万世帯に達すると見込まれています。
また、去年の65歳以上の高齢者人口は、初めて1000万人に達しました。全人口に占める高齢者の割合も20.1%となり、韓国は「超高齢社会」に入りました。
韓国では、日本よりはるかに速いスピードで高齢化が進んでおり、介護や医療への支出増加が大きな社会課題として浮上しています。
一方、保育園の数は、この10年間で1万6000か所以上減りましたが、国公立の割合は23.8%に増えました。