囲碁の李昌鎬(イ・チャンホ)9段が通算1968勝を挙げ、師匠である曺薰鉉(チョ・フニョン)9段が持つ歴代最多勝記録に並びました。
李昌鎬9段は30日、ソウル城東(ソンドン)区にある韓国棋院で行われた対局で、崔珪昞(チェ・ギュビョン)9段を相手に241手で黒番中押し勝ちを収めました。
これにより李9段は、個人通算1968勝814敗1引き分けとなり、師匠である曺9段と並んで最多勝1位タイに浮上しました。
李9段は、11歳だった1986年8月にプロ入りし、当時のチョ・ヨンスク初段を相手に初勝利を挙げました。
2000年10月に1000勝を達成した李9段は、2010年1月に1500勝、2021年2月に1800勝、そして、ことし9月に1900勝を達成しました。
デビューから39年で曺9段と肩を並べた李9段は「最多勝記録はあまり気にしていなかったが、周囲から知らされて少し前に知った。どの棋士と対局してもいつも難しい。これからもいい内容の碁を打つために最善を尽くす」と感想を述べました。
李9段は、1日に行われる対局で、最多勝記録の更新に挑みます。