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政治

北韓が長距離空対地ミサイル初公開 「戦力の近代化」誇示

Write: 2025-12-01 12:13:17Update: 2025-12-01 13:53:31

北韓が長距離空対地ミサイル初公開 「戦力の近代化」誇示

Photo : YONHAP News

北韓が長距離空対地ミサイル、いわゆる「北韓版タウルス」とみられる兵器を初めて公開し、通常戦力の近代化を誇示しました。
 
北韓国営の朝鮮中央通信は、先月28日に江原道(カンウォンド)・元山(ウォンサン)の葛麻(カルマ)飛行場で行われた空軍創設80周年の記念式典に、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が出席したと、先月30日に伝えました。
 
公開された写真には、ドイツ製の長距離巡航ミサイル「タウルス」に外形が似たミサイルが戦闘機に搭載されている様子が捉えられ、「北韓版タウルス」とみられています。北韓が長距離空対地ミサイルを公開するのは初めてです。
 
「タウルス」はドイツがスウェーデンとともに開発した長距離空対地ミサイルです。敵の防空圏外から発射し、最大500キロ先の目標を精密攻撃できるとされており、韓国空軍も保有しています。ただ、北韓のミサイルが同等の性能を備えているかどうかは確認されていません。
 
金委員長は式典の演説で「核戦争抑止力を担う空軍への期待は極めて大きい」と述べ、「空軍には新たな戦略資産と重大な任務が付与される」と強調しました。戦略資産の詳細は明らかにしていませんが、「北韓版タウルス」を意識した発言とみられています。
 
式典には、金委員長の娘・金主愛(キム・ジュエ)氏も同席し、9月初めに中国・北京を訪問して以来、およそ3か月ぶりに公式の場に姿を見せました。金委員長とともに展望台から空軍のデモンストレーション飛行を視察したということです。

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