首都圏では4日、初雪が降りましたが、気象庁は「大雪の災害メール」を初めて発信しました。
「大雪の災害メール」は、交通事故発生のリスクが高まり、施設の倒壊が懸念される状況を想定して、「1時間に降った雪の量が5センチ以上」または「24時間に降った雪の量が20センチ以上かつ1時間に降った雪の量が3センチ以上」の場合に発信されます。
今月から、首都圏や忠清(チュンチョン)道で試験運用が始まりましたが、実際に発信されたのは初めてです。
前日、ソウルや京畿道(キョンギド)北部では1時間に最大で5センチの強い雪が降り、鉄原(チョルウォン)で5.3センチ、坡州(パジュ)で4センチ、ソウル恩平(ウンピョン)区で3.6センチの積雪が観測されました。
中国の渤海湾付近の低気圧で発達した雪雲が南東へ進み、首都圏を通過したためです。
初冬の暖かい地面に北西から寒気が流れ込み大気が不安定となり、一部の地域では雷を伴う雪も観測されました。
気象庁は、5日午前にかけて気温が大きく下がり、前日に降った雪が凍って路面が滑りやすくなるとして、出勤時の安全を呼びかけています。