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社会

高速鉄道KTXとSRT 来年末までに統合へ

Write: 2025-12-08 14:50:34Update: 2025-12-08 14:53:35

高速鉄道KTXとSRT 来年末までに統合へ

Photo : KBS News

韓国政府は、高速鉄道のKTXとSRTを来年末までに統合する方針を明らかにしました。高速鉄道の統合は、李在明(イ・ジェミョン)政権の公約の一つで、鉄道労組などが強く求めてきた課題でもあります。
 
現在、KTXはコレール=韓国鉄道公社が、SRTはその子会社のSRが運行していますが、始発駅や予約システム、運賃制度などがそれぞれ異なっていて、利用者からは不便さや混乱を訴える声が出ていました。
 
韓国国土交通部は、まず来年3月からKTXとSRTの相互乗り入れを開始する予定です。これにより、KTXだけが発着していたソウル駅と、SRT専用だった水西(スソ)駅の区別がなくなり、両者の列車が相互に行き来できるようになります。運行本数の増加で、座席不足の緩和や利便性の向上が期待されています。
 
さらに、現在別々に運用されている予約アプリも一本化され、KTXとSRTの切符を1つのシステムで購入できるようになるということです。
 
SRは2013年、高速鉄道に競争原理を導入する目的で、コレールの子会社として設立されました。当初は一部の公的金融機関が出資していましたが、2023年に政府が株式を買い取り、現在は完全な公的資本の企業となっています。
 
今回の統合が実現すれば、2016年のSRT開業以来続いてきた競争体制は終わり、高速鉄道の運行はコレールによる一元体制へと移行することになります。
 
鉄道労組などは、年間およそ400億ウォンの重複コスト削減や、1日あたりおよそ1万席分の輸送力増加が見込めるとして、今回の政府方針を支持しています。

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