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政治

韓・ラオス首脳会談 「越境犯罪の対応で協力」

Write: 2025-12-16 09:46:43Update: 2025-12-16 13:54:50

韓・ラオス首脳会談 「越境犯罪の対応で協力」

Photo : YONHAP News

李在明(イ・ジェミョン)大統領は、韓国を訪問したラオスのシースリット国家主席と首脳会談を開き、特殊詐欺などの越境犯罪に共同で対応するため協力することで一致し、関連条約を締結しました。
 
大統領室によりますと、李大統領とシースリット主席は15日、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領室で会談を行いました。
 
両首脳は、東南アジアの複数の国で、外国人が監禁され強制労働を強いられる特殊詐欺拠点の問題と関連して、韓国国民を保護するため、ラオス駐在韓国大使館とラオス公安部の間にホットラインを設置し、警察協力に関する覚書も早急に締結することで合意しました。
 
また両首脳は、刑事司法共助条約と犯罪人引き渡し条約を締結することで合意し、会談後に署名式が行われました。
 
大統領室は、今回の条約締結について、犯罪捜査協力と犯罪人の送還を制度的に可能にし、越境犯罪対応の実効性を高めるものと期待を示しています。
 
専門家の間でも、東南アジアを拠点とする特殊詐欺が韓国社会の主要な問題となっているなか、制度的な協力の枠組みを設けたという点で意義が大きいという評価が出ています。
 
一方、両首脳は会談で、ラオス人労働者の韓国への就職を可能にする雇用許可制度の導入に関する覚書も締結しました。
 
また経済分野では、ルアンパバーン国際空港の開発事業に韓国企業の参加を期待する考えを示したほか、レアアースなどの重要鉱物のサプライチェーンや水資源・気候変動対応における協力についても議論を交わしました。
 
さらに、両国関係を「包括的パートナーシップ」に格上げすることで合意しました。
 
今回のシースリット主席の訪問は、韓国とラオスの国交樹立30周年を機に実現しました。

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