メニューへ 本文へ
Go Top

経済

韓国 イギリスとFTAの改定交渉で合意

Write: 2025-12-16 11:17:38Update: 2025-12-16 11:29:36

韓国 イギリスとFTAの改定交渉で合意

Photo : YONHAP News

韓国とイギリスは、2年にわたる交渉の末、FTA=自由貿易協定の改定交渉で合意したと発表しました。
 
韓国産業通商部は現地時間の15日、イギリスのロンドンで呂漢求(ヨ・ハング)通商交渉本部長とブライアント通商担当相が韓英FTA改定交渉の妥結を確認し、共同声明に署名したと16日、発表しました。
 
韓英FTAは、イギリスのEU=ヨーロッパ連合離脱後も貿易や投資の継続性を確保するため、2011年に発効した韓国とEUのFTA=自由貿易協定と同じ内容で締結され、2021年に発効しました。両国は発効後2年以内に改定交渉を行うことで合意していて、去年の初めから協議を続けた結果、今回、交渉が最終的に妥結しました。
 
既存の協定では商品市場の大部分がすでに開放されていることから、今回の交渉ではさらなる関税の引き下げよりも、厳格な原産地基準の緩和や政府調達分野の開放が主な成果とされています。
 
まず、韓国のイギリス向けの輸出で36%を占める自動車については、関税の免除を受けるための付加価値の基準が従来の55%から25%へと大幅に緩和され、関税優遇対象が大きく拡大しました。また、韓国産の化粧品や食品など輸出有望品目についても原産地基準が緩和され、韓国製品のイギリス市場への進出がさらに拡大する足がかりが整いました。
 
さらに、イギリスの高速鉄道分野における政府調達市場が追加で開放されたことで、今後は韓国企業がイギリス企業と同じ条件で高速鉄道事業に参加できるようになります。
 
呂本部長は、「今回の合意は、保護主義の拡大によって不確実性が高まるなか、自由市場の秩序を強化し、イギリスとの経済協力関係を一層深める契機になる」と述べました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >