バドミントン女子シングルスの「世界最強」とされるアン・セヨン選手が、今シーズン最後の世界大会となる王者決定戦を制し、単一シーズン最多優勝記録に並びました。
アン選手は21日、中国・杭州のオリンピックスポーツセンターで行われた世界バドミントン連盟(BWF)ワールドツアーファイナルズ2025女子シングルス決勝で、中国の王祉怡選手を2対1で破りました。これにより、今シーズン11度目の優勝を果たし、男女を通じた単一シーズン最多優勝タイ記録を達成しました。
世界バドミントン史上、単一シーズンで11回優勝した選手は、2019年の桃田賢斗選手に続き、アン選手が2人目となります。
アン選手は「王者決定戦」とされるワールドツアーファイナルズのほか、スーパー1000シリーズ3大会、スーパー750シリーズ6大会、さらにスーパー300大会のオルレアン・マスターズを制し、圧倒的な成績でシーズンを締めくくりました。