ことし1年間、韓国を訪れた外国人観光客の数が過去最多を更新する見通しです。
文化体育観光部は23日、ことし1年間に韓国を訪れた外国人観光客の数が1870万人に達すると見込まれると発表しました。これは、これまで最も多かった2019年の1750万人をおよそ100万人上回るものです。時間に換算すると、およを1.68秒に1人の割合で外国人観光客が韓国を訪れたことになります。
外国人観光客を国別に見てみますと、最も多い国は中国で、文化体育観光部は主な消費層である、中国の20代から30代の女性のニーズに即した旅行プロモーションが効果を上げたと分析しています。また、韓国料理や韓国プロ野球の積極的な広報活動に支えられ、台湾からの観光客は前の年に比べて27%増加し、過去最多を記録する見通しです。
日本からの観光客についても、20代から30代の女性を中心に韓国産化粧品への関心が高まったことから、2012年以降、13年ぶりに最多となる361万人が韓国を訪れると予想しています。
文化体育観光部は、「韓国文化の世界的な人気を、観光客誘致の取り組みとして積極的に活用した成果だ」と説明しています。
文化体育観光部は23日、仁川(インチョン)国際空港2ターミナルの到着ロビーで、ことし1850万人目となるシンガポールからの観光客に歓迎行事を行い、韓服(ハンボク)のマフラーを贈りました。