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韓半島

北韓 金委員長 ことしの活動の公開が過去9年で最多に

Write: 2025-12-29 09:39:12Update: 2025-12-29 10:17:52

北韓 金委員長 ことしの活動の公開が過去9年で最多に

Photo : YONHAP News

ことし、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の活動の公開が、過去9年間で最も多かったことがわかりました。内部では政治・軍事・民生分野の5か年計画の目標達成を各地で促し、対外的には多国間外交の舞台に姿を見せるなど、外交的な接点を広げた結果だと受け止められています。
 
政府系シンクタンク、統一研究院が28日、発表したところによりますと、先月末までに北韓の国営メディアで報じられた金委員長の公開活動は118回でした。さらに、この集計に含まれていない今月27日までの朝鮮中央通信と労働新聞の報道分を加えると、131回に達します。これは去年の127回をやや上回る水準で、2016年と並ぶ回数です。
 
統一研究院は、内部の結束と外交を同時に進める「二重戦略」が、2025年の金委員長の活動の中心だったと分析しています。公開活動を性格別に見てみますと、全体のおよそ半数が、行事への出席、現地指導、軍事分野に集中していました。
 
国内では、都市と農村の格差解消を目標とする「地方発展20×10」政策に力を入れ、地方工業工場や病院の竣工式など、地方の現場を相次いで訪れた点が反映されたとみられます。ミサイル発射訓練や駆逐艦の進水式への参観など、軍事分野の公開日程は21回でしたが、去年の31回と比べると頻度は減りました。
 
対外的には、9月に中国で行われた「抗日戦争勝利80周年」の記念式典への出席を含め、首脳会談や電話会談を5件行いました。これは異例の多さです。とくに、関係が疎遠だった中国とは記念式典をきっかけに関係を回復し、ロシアとはプーチン大統領やショイグ国家安全保障会議書記との相次ぐ接触を通じて、軍事協力の強化を誇示しました。

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