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政治

青瓦台で李在明大統領が勤務開始 およそ3年7か月ぶり

Write: 2025-12-29 11:15:32Update: 2025-12-29 12:01:30

青瓦台で李在明大統領が勤務開始 およそ3年7か月ぶり

Photo : YONHAP News

青瓦台が29日から再び大統領府として使用されるのに合わせ、李在明(イ・ジェミョン)大統領がこの日、「青瓦台」に初出勤しました。青瓦台で大統領が執務を行うのは、およそ3年7か月ぶりです。

青瓦台は長年、大統領府として使われてきましたが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が、就任後の2022年5月に執務室をソウルの龍山(ヨンサン)に移転しました。これに対し、李在明政権は執務室を再び青瓦台に戻す方針を打ち出し、移転作業を進めてきました。

龍山の大統領府は、「非常戒厳」を宣言した尹前大統領が、警察などからなる捜査本部の逮捕令状の執行に最後まで応じなかった場所としても知られていて、否定的なイメージが色濃く残っています。そのため、李大統領としては、青瓦台に復帰することで、大統領府のイメージ刷新を図りたい狙いもあるとみられています。

大統領府によりますと、李大統領は、ことし6月の就任直後から準備を進め、今月9日から本格的な移転作業に着手し、およそ3週間で完了したということです。
 
李大統領は、参謀を近い場所に集めて意思疎通を密にし、効率的な政策運営につなげたい考えで、秘書室長や政策室長、安保室長などの主要参謀らを、青瓦台の秘書棟の「与民(ヨミン)1館」に配置しました。これにより、同じ建物内で執務する体制が整ったということです。かつての政権では、政策室長と安保室長は別の棟で勤務していました。大統領の執務室は本館にも設けられていますが、李大統領は、与民館で参謀とともに業務にあたる時間を中心にするとしています。
 
一方で、この体制が長く続くかどうかは不透明です。李大統領は任期中に、大統領執務室を世宗(セジョン)に移転したいという考えを繰り返し示していて、世宗での新たな執務施設は、2030年の完成を目標に整備が進められています。大統領府の関係者は「最終的な目標は世宗への移転にあるため、青瓦台の増改築は行わず、費用も最小限に抑えた」と説明しています。

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