李在明(イ・ジェミョン)大統領は、来月4日から7日までの3泊4日の日程で、中国を国賓として訪問します。韓国大統領の中国国賓訪問は、2017年以来、9年ぶりです。
大統領府によりますと、李大統領は北京に滞在し、習近平国家主席と首脳会談を行います。
会談後は国賓晩餐会に出席し、その後、上海に移動する予定です。
今回の訪問は、李大統領の就任から7か月後に実現する初の中国訪問です。
両首脳が再会するのは、去年11月、韓国・慶州(キョンジュ)で開かれたAPEC首脳会議を機に会談して以来、およそ2か月ぶりとなります。
首脳会談では、サプライチェーンや投資、デジタル経済、環境分野など、国民生活に関わる分野での協力について意見が交わされる見通しです。
また、中国が続けてきた、韓国ドラマやK-POPなどの流通を制限する、いわゆる「韓流規制」の緩和が議題となるか注目されています。
李大統領は上海で、韓国独立運動を率いた金九(キム・グ)先生の生誕150年と、上海臨時政府庁舎設立100年に合わせた行事に出席する予定です。
あわせて、スタートアップ分野を中心に、両国企業の協力促進を図るとしています。
今回の訪問には、大手企業グループのトップらを含む、200人余りの経済使節団が同行する見通しです。