李在明(イ・ジェミョン)大統領は4日、中国・北京に到着し、3泊4日の国賓としての公式訪問を始めました。韓国大統領の中国訪問は、2019年の文在寅(ムン・ジェイン)元大統領以来、およそ6年ぶりです。
李大統領は現地時間の4日午後1時半ごろ、北京の首都国際空港に到着し、最初の公式日程として中国で暮らす在外同胞との懇談会に出席しました。この中で、「中国は韓半島の平和と統一に向けた重要な協力パートナーだ」と述べ、停滞していた韓中関係の回復を、最大の外交成果として強調しました。
今回の訪問で最大の焦点となるのは、5日夕方に予定されている習近平国家主席との首脳会談です。両首脳が会談するのは、去年11月、韓国の慶州(キョンジュ)でAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に合わせて会談して以来、およそ2か月ぶりとなります。
会談では、北韓の核問題や南北関係の改善をめぐり、李大統領が中国に役割を果たすことを求めるものとみられます。また、経済協力の拡大、「限韓令」と呼ばれる韓流コンテンツ規制の見直し、さらに、韓半島西の海、西海(ソヘ)上の暫定水域付近で中国が無断で構造物を設置したとされる問題など、幅広い懸案が話し合われる見通しです。
今回の首脳会談は、前政権以降停滞していた首脳外交を本格的に再開し、未来志向の韓中パートナーシップを立て直す契機になると期待されています。
李大統領は5日、韓中ビジネスフォーラムにも出席し、財界トップらで構成されるおよそ200人規模の経済使節団とともに、中国の経済界関係者と交流する予定です。
さらに6日には、経済政策を統括する李強首相や、全国人民代表大会の趙楽際常務委員長と会談する計画です。7日には、日本の植民地時代に独立運動家らが樹立した「大韓民国臨時政府」の上海庁舎などを視察してから帰国の途に就く予定です。