韓国の伝統文化への関心の高まりを背景に、景福宮(キョンボックン)などの4大宮殿と宗廟(チョンミョ)、それに朝鮮王陵を訪れた人が、去年、過去最多となりました。また、観覧客の4人に1人が外国人でした。
国家遺産庁宮陵遺跡本部によりますと、去年、4大宮殿と宗廟、朝鮮王陵を訪れた観覧客は、前の年より12.9%増えて、合わせて1781万4848人でした。観覧客数が1700万人を超えたのは今回が初めてです。
4大宮殿と王陵の観覧客は、新型コロナウイルスの影響が続いた2021年には669万8865人まで大きく落ち込みましたが、2022年からことしまで4年連続で1000万人を超えました。とくに、2023年からの3年間は、年間の観覧客数が毎年、過去最多を更新しています。
去年、最も多くの観覧客が訪れた宮殿は景福宮で、年間の観覧客は688万6650人と、全体の38.7%を占めました。次いで、徳寿宮(トクスグン)、昌徳宮(チャンドックン)、昌慶宮(チャンギョングン)の順となっていました。朝鮮王陵の年間観覧客は、278万3245人と集計されています。
宗廟は、76万1622人が訪れ、おととしの観覧客数のほぼ2倍に増えました。宗廟は、朝鮮と大韓帝国の歴代の王や王妃、皇帝と皇后の神位(位牌)を祀り、祭礼を行う建物で、中心となる建物の「正殿」の補修と整備工事を終え、去年4月に公開されました。
一方、外国人観覧客が増えている点も注目されています。去年、4大宮殿と宗廟、朝鮮王陵を訪れた外国人観覧客は426万9278人で、前の年より34.4%増えました。全体の観覧客に占める割合は24.0%で、4人のうち1人が外国人でした。