海外から韓国への直接投資が去年、360億5000万ドルと、これまででもっとも多かったことがわかりました。
韓国産業通商部が7日、発表したところによりますと、韓国への外国人の直接投資(FDI)が去年2025年に、360億5000万ドルと、過去最高を記録したということです。
世界的な保護主義の強まりや投資環境の悪化が続くなかで、5年連続で過去最高を更新しました。
届け出ベースの投資額は、前の年より4.3%増え、実際に送金された投資資金も16.3%増えて179億5000万ドルと、これまでで3番目に高い水準となりました。
外国人の直接投資は、去年上半期まで減少傾向が続いていましたが、下半期に入ってAI=人工知能や半導体などの先端産業を中心に投資が大きく増え、持ち直しが見られました。
産業通商部は、新政権の発足以降、市場の信頼が回復し、不確実性が和らいだことが、投資家心理の改善につながったと説明しています。
また、AI政策の推進に加え、去年10月に慶州(キョンジュ)で開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議をきっかけに行われた積極的な投資誘致活動にも支えられたと評価しています。
なかでも、外国に投資する際に新たに法人を設立し、設備や従業員の確保などを一から行う方式の「グリーンフィールド投資」が過去最高を記録し、地域経済の活性化や雇用創出の面でも意義が大きいと強調しています。
国別には、アメリカとEU=ヨーロッパ連合からの投資が大きく増えたのに対して、日本と中国からの投資は減少しました。