一昨年12月に非常戒厳を宣言し、弾劾・罷免された尹錫悦(ユン・ソンヨル)前大統領の最側近で、内乱に加担した罪に問われている李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官について、検察は懲役15年を求刑しました。
ソウル中央裁判所は12日、内乱の重要な任務に従事した罪に問われている李前長官に対する結審公判を開きました。検察は、李前長官が戒厳を阻止せず、警察庁や消防庁に報道機関に対する電力や水道の遮断、部隊による封鎖を指示するなど、内乱の中心的な任務を担ったとして、15年を求刑するよう求めました。
検察はこれに先立ち、内乱をほう助した罪に問われていた韓悳洙(ハン・ドクス)前国務総理に対しても懲役15年を求刑していて、今回も同じ量刑を求めた形となりました。
検察は、李前長官が法律専門家で、戒厳が明らかに憲法に違反することを十分認識しながらも、内乱に加担したことから、事案の深刻さは重大だと指摘しました。また、国民の生命と安全を統括する行政安全部長官の立場にありながらも、尹前大統領に対する個人的な忠誠心と権力欲で職務を放棄したと述べました。
李前長官は裁判でこうした容疑を全面的に否定しました。
一方、9日に予定されていた尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対する「内乱首謀」容疑の1審の論告求刑公判は、13日に延期されました。