ソウル市内バスの労働組合が13日の始発からストライキに入り、2024年以降、およそ2年ぶりに運行が止まりました。
ソウル市などによりますと、ソウルバス組合と使用者側のソウル運送事業組合は、12日午後3時から最終交渉を行いましたが、賃金交渉の隔たりが埋まらず、13日午前1時30分に交渉決裂を宣言しました。
日本の最高裁にあたる大法院が2024年、定期賞与も通常賃金に当たると判断して以降、これを反映した賃金体系の見直しを主張する使用者側と、これに反対する組合側は1年以上にわたって合意に至っていません。
労働組合が3%の賃上げを求めているのに対し、使用者側は財政負担を理由に0.5%の引き上げが限界だと主張しています。
このため、ソウルバス労組は13日午前4時の始発からストライキに入りました。
ソウル市内を走る市内バスおよそ7000台の大半が運行を止め、バス利用者が厳しい寒さのなか凍結した道路を歩いて移動したり、地下鉄に切り替えたことで地下鉄の混雑も激しくなるなど、市民は出勤時間帯に大きな不便を強いられました。
今回のストを受けて、ソウル市は緊急輸送対策を実施しています。
ストの期間中、地下鉄は合わせて172本が増便され、とくに通勤時間帯の午前7時から10時、午後6時から9時に運行を集中させます。深夜運行は翌日の午前2時まで延長されます。また、25の区で無料のシャトルバスを運行するほか、官民の車両およそ670台を投入し、主要拠点と地下鉄駅を結ぶ計画です。