アメリカの財務長官が最近のウォン安について異例の言及を行い、発言直後にドルに対するウォン相場はウォン高が進みました。
アメリカのベッセント財務長官は、現地時間の12日、アメリカを訪問している具潤哲(ク・ユンチョル)企画財政部長官と面会したあとに発表した資料で、最近のウォン安は韓国の堅調な経済の基礎的条件と合致していないと明らかにしました。
また、外国為替市場の過度な変動は望ましくないとの考えを示しました。
この発言の前、ドルに対するウォン相場は1ドル=1476ウォン前後で取り引きされていましたが、発言直後に10ウォン以上ウォン高が進み、1464ウォンで取引を終えました。
一方、ベッセント長官は前日、日本の財務大臣と会談した際には、円安基調について特段の言及はしませんでした。
アメリカ財務省が定期的な為替報告書などを通じて特定の国の通貨に言及した例はありますが、財務長官が韓国の為替相場を公に取り上げたのは異例です。
ウォン安は韓国の輸出にとっては有利に働く可能性がありますが、アメリカ側にとっては対韓国の貿易赤字を拡大させる要因になり得ます。
韓米の関税交渉では、こうした点も踏まえ、対米投資計画とあわせて、投資資金の確保を理由に外国為替市場の不安定化を招いてはならないとの条件が盛り込まれていました。