人生の最終段階で延命治療を受けないと、あらかじめ意思を示した人が去年、320万人を超えました。
韓国の国立延命医療管理機関によりますと、去年12月の時点で、「事前延命医療意向書」の登録者は320万1960人あまりでした。
事前延命医療意向書は、人生の最期に備えて、延命治療についての希望を事前に記しておく文書で、19歳以上であれば、全国の指定登録機関で説明を受けたうえで、署名できます。
内訳を見てみますと、男性は107万9170人、女性は212万2780人で、女性が男性のおよそ2倍でした。また、65歳以上の登録者は237万3500人あまりで、国内の65歳以上の人口、およそ1000万人のうち23.7%にあたります。
いわゆる「尊厳死法」と呼ばれる「延命医療決定法」が施行された2018年には、登録者は8万6000人あまりにとどまりましたが、その後、徐々に増えています。
韓国保健福祉部は、登録機関を全国に広げ、制度を利用しやすくしています。国立延命医療管理機関は、尊厳ある最期をめぐる社会的な理解が成熟してきていると評価しています。