アメリカを訪問中の金民錫(キム・ミンソク)国務総理は、下院議員らと会談し、韓国政府がクーパンを差別しているとの批判について、クーパンに対する差別は一切ないと説明しました。
韓国のネット通販最大手、クーパンの個人情報流出問題をめぐっては、韓国国会がクーパンを厳しく追及するなか、アメリカの政界の一部で、アメリカ企業に対する差別ではないかとの見方が出ています。
これを受けて、金総理は、アメリカ訪問初日の23日、ワシントンで、韓国系のヤング・キム議員や韓国通のアミ・ベラ議員ら、下院議員7人と昼食会を行い、「クーパンに対する差別はまったくない。韓米は差別を懸念する必要がないほど深い信頼関係にある」と強調しました。
また、金総理は、アメリカ南部のジョージア州で韓国人労働者が拘束された問題に触れながら、「韓国人労働者だからといって差別された事件ではないと受け止めている」としたうえで、「それと同様にクーパンについても、アメリカ企業であることを理由に特別な措置を取っているわけではない」と付け加えました。
去年9月、ジョージア州で現代(ヒョンデ)自動車などが建設中の工場で、アメリカの捜査当局が行った不法移民の大規模な摘発によって韓国人労働者およそ300人が拘束される問題がありました。
一方、この日の昼食会では、韓国人専門職向けビザの拡大を目指す「韓国パートナー法」についても話題に上りました。議員らは、年間最大1万5000件の専門職ビザ発給を可能にするため、ヤング・キム議員が提出した法案が下院で審議中で、成立に向けて取り組んでいくと述べました。
金総理は今回の訪米中、アメリカ政府のナンバー2、バンス副大統領との会談日程も調整しています。金総理は、ワシントンに続いて、ニューヨークを訪問したあと、韓国時間の26日午前に帰国する予定です。